間違いだらけの弓具選び と My Favorite,because

薄さこそが性能


だから何でもいいと思っているアーチャーが、世の中には多すぎるのです。特に近年、こんな道具↓を使うとなおさらなのですが、気付かないアーチャーがたくさんいます。
http://www.a-rchery.com/bow60.htm
まずクリッカーは、落ちる瞬間を音で知らせる。だから大きい音の方がどんな時でも、どんな緊張感でもいいに決まっている、と勝手に思いこんでいるのです。ところが、聴覚障害のまったく音が聞こえないアーチャーがクリッカーを使ってられるのを、見たことはありませんか。感じるんだそうです。音以外でも。そう、耳が聞こえようが聞こえまいが、クリッカーは「感じる」ものなのです。それは音の大小だけでなく、音色すらも聞き分けて反応するものなのです。
それはともかくとして、レベルの低いアーチャーほどクリッカーの音を大きくしようとします。そしてクリッカーは矢をレストに落ちないように固定する道具であるかのような錯覚さえ持っています。そんなアーチャーがすることは、クリッカーのテンションを上げて板がウインドゥを叩く強さを大きくすることです。その方法は、分厚いクリッカーを使い、それを思いっきり湾曲させるのです。音は大きく、はっきり隣のアーチャーまで聞こえます。
ところがここに大きな落とし穴があるのです。実際試合でも目の前で発見することがあるのですが、カーボンアローを使っているとなおさら矢が軽いためにクリッカーが鳴った瞬間、板が矢を跳ね上げる(正確には右射ちアーチャーなら、ポイントが左に飛び出す)のです。このことは、同じテンションであれば、支点(プランジャーチップ)から作用点(ポイント先端)までが長ければ長いほど簡単に起こってしまいます。ところが矢の発射スピードが速いため、気付かないアーチャーがいます。それにすべてのシュートで出るとは限りません。万が一のミスがこの万が一の跳ね上げの可能性もあります。
もしクリッカーに性能を求めるなら、それは薄さです。
2007年12月08日(土) No.14 (クリッカー)

No. PASS