間違いだらけの弓具選び と My Favorite,because

1973年の唯一世界ターゲット


長い世界選手権の歴史の中で、特に近代アーチェリーの時代になってから、たった1度だけ試合が中断されたことがあります。短い歴史のオリンピックにおいては、あの1972年ミュンヘンオリンピックのテロの後でさえ、予定通り試合は進行されました。
世界選手権で唯一中断されたのは、1973年グルノーブル世界選手権です。288射4日間、FITAダブルラウンドの時代ですが、この時初日の朝から大雨と強風に見舞われ、第一日目の長距離が全日中止になったのです。そのため、2日目にFITAシングル144射を1日で行うという、FITAの歴史上唯一変則な進行(3日間288射)で世界選手権は行われました。
中止の朝、情報を伝えてくれたのは、アメリカのエド・エライアソンでした。それに加えて、彼はアメリカチームにはマル秘作戦があると、笑って立ち去りました。その作戦とは、後で聞くとレンタカーを借りての長靴探しでした。翌日、アメリカチームは全員がゴム長靴を履いてのシューティング。結果、リンダ・マイヤースの女子個人優勝をはじめ、スティーブ・リバーマンの50m世界新記録等など、アメリカ作戦勝ちの大会でした。
ところで北朝鮮の選手は、なぜか(?)普通に練習の時から長靴で射っていました。
2007年12月23日(日) No.31 (シューズ)

No. PASS