間違いだらけの弓具選び

ノックの色


この春、試しに矢を換えてみたのですが、その際初めて「不透明」色のノックを使いました。
40年間アーチェリーをやっていて、試合で不透明を使うのは初心者の時期とテストを除けば本当に初めてです。理由はそのシャフトに使える「透明」のものがなかったから(種類を変えればあるのですが)というだけなのですが、納得はしていません。我慢です。
「透明」色にこだわる理由。皆さんはノックを何で選びますか? 値段、メーカー、形、色、いろいろあるでしょうが、「色」でいえば好きな色を使うことは大前提ですが、そこに「透明」が加わるには理由があります。「視認性」です。当然、試合中はスコープを使うので、見易い、判別し易い、人..
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2008年05月23日(金) No.44 (ノック)

ノックの大きさ


40年前は当然カーボンアローではありません。アルミアロー全盛の時代で、1980年代後半に終焉を迎えるまで続きます。そこで、この矢を見てください。今のACE520やX10の500とほぼ同等の当時のアルミアローがこれです。外径21ないし20といったところです。とはいえ、今はカーボン層でスパインを調整するのでサイズ違いのカーボンシャフトでも外径は同じですが、昔は硬い矢ほど太く厚くなりました。その結果、男性で実質45ポンドくらいで考えれば、昔と今を比較すればこれだけ太さの差が出るわけです。
このアルミアローに付いているのは、「ブジョン」ノックのこのシャフトサイズには標準となるLサイズ(5/16インチ..
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2008年05月23日(金) No.43 (ノック)

3スポット5リング


1980年代初頭、ラスベガスシュートをはじめとするビッグトーナメントで、ぞくぞくと300点のパーフェクトがプロによって樹立されだします。
その大きな要因が、現在では当たり前の「3スポット」(1的に1矢)インドアターゲット的の登場でした。この的が使われだした当初、それまでの40センチ的との区別はコンパウンド部門(当時はアンリミテッド部門と呼びましたが)とリカーブ部門で分けられていたのではありません。意外にもというか、当時は当然だったのでしょうが、「アマチュア」と「プロフェッショナル」で区別されたのです。コンパウンドボウを使っても、プロでなければリカーブのアマチュア同様1スポットの40センチ的を..
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2008年05月23日(金) No.42 (ノック)