ゴム系接着剤

 ここで紹介しているのは 「G17」(コニシボンド) と呼ばれる製品です。「ゴム系接着剤」と呼ばれる一般的な接着剤のため、いくつかのメーカーから販売されていて、大差はありません。ホームセンターやスーパーで普通に売っています。
 黄色く、硬化してもゴムのようにねばりがあるため、タブなどの皮革や硬質プラスチックの接着に適しています。アーチェリーには結構使い道の多い接着剤です。アルミアローならポイントの接着にも使えます。

ストリングを長持ちさせる法

 最近はストリングも高密度ポリエチレンを使うようになり、普通のアーチャーでも通常の使用では一年間使っても切れないようになりました。しかし、原糸の耐久性は向上しても、もたないのはサービングです。特にチップに掛かるループ部分は切れないまでも、毛羽立ってきたり傷みが目立ちます。そこで、使用する前の新品のストリングのループ部分に、このゴム系接着剤をゴムの皮膜でコーティングするように塗り付けます。約 1日おいて、皮膜が硬化してからストリングを使い出すと長持ちすると同時に、ストリングの音も少し静かになります。ぜひ試してみてください。

ノッキングポイントの硬さ調整法

 試合の朝、矢をつがえてみてその硬さがどうしても納得いかないことがあります。確かにノックとノッキングポイントの関係は硬すぎず、柔らかすぎず、スカスカでもなく2〜3cm引っ張って放せば矢が飛び出す程度にするべきです。そこで、もし柔らかすぎる時はゴム系接着剤を指先に米粒ほど付け、ノッキングポイントと矢をつがえる部分に膜を貼るように巻き付けます。そして、指で何度もはさみながら硬化を待てば1分もあれば硬さ調整ができます。また、これを最初にノッキングポイントを取り付けた直後にしておくと、ノッキングポイント自体も長持ちさせることができます。
 逆にノッキングポイントが硬すぎて柔らかくしたい時は、最近はあまり使いませんが「ストリングワックス」を付けると調整ができます。ストリングワックスがなければ、ツメでストリングをこすってワックスを取ります。

 

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