有弓休暇(43)

 「ATA Show」に行ってきました。古い友達と新しい友達に会いにインディアナポリスまで行ってきました。
 いつものことで、突然年末に思いたったのですが、パスポートの期限は切れているは、飛行機のチケットもホテルの予約もまだ。そこでパスポートだけはあせって申請。今は5日間で取れるのですが、年末最終日に交付を受ける突然ぶりでした。
 「ATA Show」とは? ですが、「ATA」(Archery Trade Association)とは我々がよく耳にする「全米ライフル協会」のアーチェリー版のような組織です。アメリカでアーチェリー、ボウハンティングにおけるすべてを統括する組織です。そこには野生生物の保護やアーチェリー施設の建設、普及や安全のためのプログラム作成や実施など、アーチェリーに関するさまざますべての活動が含まれています。そしてそれを支える資金的援助が寄付やこのショー(展示会)から得られる基金です。
 組織自体は1950年代くらいまでさかのぼるようですが、我々が知るのは「ATA」の前身となった「AMO」の存在です。1965年に設立されたこのアーチェリーメーカーを対象とした団体は、1994年に現在の「ATA」へと改変され現在に至っています。そして「ATA Show」は1997年から始まっています。
 そこで今年の展示会は580を超えるメーカーの展示ブースと70のシューティングレーン、そして30の講演会や講習会が3日間にわたって行われました。来場するのは基本的にはディーラーやショップ、レンジの経営者や施設の運営者です。アメリカで毎年行われるアーチェリーの商品、商売に関する世界最大の展示会がこの「ATA Show」ということになります。そして今年は、ここインディアナ州の州都インディアナポリスのダウンタウンにあるコンベンションセンターで、1月8日(木)から10日(土)の3日間行われました。しかし出展するメーカーは1年以上前からこの展示会に向けて準備をするわけで、今後の予定はすでに2018年まで決まっています。
 今回は現地2泊2日だけの思いつき旅行です。出発の前日にインディアナポリスが寒いことは知ったのですが、ちょうど滞在の日は中西部はマイナス20度を下回るとんでもない寒波到来でした。幸いにも宿泊したマリオットホテルがコンベンションセンターの向かいで2階から渡り廊下でつながっていて、外を通らず会場まで3分のロケーションだったため、救われました。
 ホテルの部屋からはNFLコルツのホーム、ルーカス・オイル・スタジアムやちょうど真下に渡り廊下が見えます。近辺には徒歩で行ける観光地もあるようですが、買い物も観光もなくただ会場で遊んできた2日間でした。
 インディアナポリスに到着したのは7日の水曜日。それも飛行機の関係で朝の5時半に空港着でした。極寒の空港で何とかタクシーを捕まえて、20分ほどでホテルに到着。チェックインは午後4時のところを朝の7時に部屋に入れてもらい、シャワーを浴びて会場に向かいました。
 実はこの日は1日中準備の日で、会場には出展メーカー(MANUFACTURE or DISTRIBUTOR)のIDがないと一切入れません。出入りは厳重にチェックされているのですが、そこは長くアーチェリーをやってるお陰で・・・。
 いくら前日の午前中とはいっても、これだけ広い会場で600ものブース作りがこのペースで間に合うの?! と心配になるくらいのアメリカ人の仕事ぶりです。
 で、わざわざ思いつきで誰に会いに行ったかですが、、、

 古い友達は、左がリック・マッキニー。そして右は知らないでしょうが、昔全米で何度か戦ったロバート・カウホールドです。昔のアーチャーならリックはご存知でしょうが、今はカーボンアローメーカー「カーボンテック」の社長です。そしてロバートは皆さんも通販で使われるかもしれない「ランカスターアーチェリー」の社長になってるんですよ。
 みんなもう若くはありませんが。。。懐かしいです。

 そして2005年のクリスマスに世話になったPSEピートとジェイです。ピートはPSEの社長であるだけでなく、ATAの中においても非常に重要な役割を果たしています。ジェイはひげを剃ったので分かりませんでしが、ともかく今回もみんなに世話になりました。
                      (続く・・・)

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