35年もアーチェリーばっかりやっていると、何100回と試合に出て、何100回と講習会をして、そして何千人というアーチャーの皆さんと接してきました。それを踏まえて、、、やっぱり弓をやる人は変です。特に一生懸命のめり込んでいる人は、普通じゃなく変です。自己中心的、わがまま、自分勝手、ともかくは自分が中心に地球が回らないとイヤという人たちです。たまにあれっこの人普通かな、とか思った人がいると、次に行ってみるとアーチェリーやめてます。が、それはここでの本題ではないので、今回は置いておきますが、そんなアーチャーの中でも、ほんと男ってロマンチストだなぁと正直思います。例えば、サイトでもプランジャーでもなんでもいいのですが、ネジほどの部品や道具であってもそれを手に入れると、一日中暇さえあればああでもないこうでもないとあっちからこっちからと眺め回して遊べるのです。時には夜の夜中に弓を組み立てて、ここに付けあそこに付けてと想いを膨らませます。そんなモノが魔法の道具でないことは、明日レンジで射ってみれば瞬時に判明するにもかかわらず、遊べるのです。そんな時、彼女でも嫁さんでもいいのですが、寄ってきて「何してるの?!」って聞かれると、「いっいいや・・・。別に・・・」。「なにがそんなに面白いの?」、「・・・・」。となるのですが、男のロマンがわからない女が次に言うことは、「で、それいくら?」。これで会話が終わるか喧嘩になるかはそれぞれですが、ともかくは男はロマンチストであり、男のロマンを女はわからないのです。。。。そう、それにしてもどうして男は明日射てばすぐにわかること、すでに分かりきっていることなのに、こんな道具で遊べるのでしょう。時計でも車でも鞄でも同じかもしれませんが、ともかく男は弓の道具で遊べるのです。
 ということで、こんなモノを試してみたいと思いませんか?!
 

 ■ 試してみたい Planその1
 スライディングウエイトシステム装備のスタビライザーが欲しい。
なのですが、スライディングウエイト以前に、いろいろなことが試せて遊べるベースとなる金属ケースが欲しい。 カーボンロッドを使うこともできるのですが、ここではあえて中に何でも入れられる金属ケース(カプセル)が欲しい。ウエイトなので中には鉄や鉛を入れればウエイトになるのですが、そこに自分で考えたいろいろなものを入れて、いろいろ遊んでみたい。例えば、砂。例えば、釣りの鉛の重り玉。例えば、スーパーボール。例えば、液体。液体の場合は蓋をシールドしたり接着する必要があるかもしれませんが、ともかくはいろいろなものが入るケースが欲しい。そんな中のひとつにスライディングウエイトがあり、自分で工夫すればフローティングウエイトも試せるようなケースが欲しい。自分でテストや実験ができるシンプルさが欲しい。
 そのためにケースはしっかり、そして精度の高いものが欲しい。壊れ難く頑丈にするためにステンレスを使う、ただし軽くもしたいので胴体部分はアルミパイプを使う。ケースの蓋は手でも開けられるようにしたい。でも怪我のないように、全体にはアールをとって安全形状で美しいケース。コンパウンドアーチャーには、一家に一個は必ず欲しいものにしたい。けれどリカーブアーチャーも使えるような大きさにもしたい。カウンターバランスとして直接ハンドルに付けられるようにしながら、最近のバランスの悪いハンドルや、そうでなくてもグリップ上部のウインド形状からくる左右の重量配分のアンバランスを解消できるものとして使えるように、附属パーツとしてしっかりとしたいろいろな使い方ができるステンレス製のエクステンションアームも欲しい。
 
 ということで、「パワーウエイト - S」。

 ■ 試してみたい Planその2
 「あなたのスタビライザーはなんですか?」。「カーボンロッド」と答えるのでしょう。では、「どんなカーボンですか?」「性能はなんですか?」と聞かれて、答えられますか? たぶん、あなたも、それを売った人も、ひょっとしたら作っている人も答えられないのではありませんか?!! ではなぜそのスタビライザーを選ぶのですか? ブランドですか、値段ですか、思い付きですか????
 
 本物のカーボンスタビライザーが欲しい。
 ともかく、本当に硬いスタビライザーが欲しい。本当の高剛性、高弾性、そしてカーボン繊維の高性能、そして振動減衰を試してみたい。
 まずは、この3つのページを順番によく読んでください。必ず、読んだうえで、次に進んでください。
 
 カーボンリムとオレンジジュース
 もう少しオレンジのはなし
 カーボン○×△(FRP)の作り方
 
 だから、本物が欲しい。スタビライザー用に設計、開発した強度や耐久性に優れ、品質に優れ、棒そのものが性能を持つカーボンロッドが欲しい。これまでアーチェリーの世界では使われていない「ピッチ系カーボン繊維」で超高弾性率を実現したい。それによって不要に長いスタビライザーではなく、短い中にも性能を有しコントロール性を重視したスタビライザーが欲しい。「インナーウエイト」という発想で、効率よく振動吸収を行いたい。いくらスタビライザーが高剛性であっても、根元のエクステンションロッドが弱ければ意味がないので、エクステンションロッドも同様に開発された耐久性に優れ超高剛性のものが欲しい。やっぱりやるなら、ピッチ系カーボン繊維80 tonグレードが欲しい! カーボン繊維だけでなく、それをロッドに加工する技術やパーツも最高のものが欲しい!
 
 ということで、「パワーロッド 80」。
 そして、「今日の一言」。
 と、「非常に重要なお知らせとお願い」。
 と、「ちょっと一言と、ごめんなさい。」。

 ■ 試してみたい Planその3
 実は正直、まったくなにも具体的には考えていません。それに、最近のアーチャーはこれだけ粗悪品(?)が氾濫している中では、分らないかもしれませんが、、、、本当に完成度の高い良い弓(値段が高い弓が良い弓では決してありません。)にはリムやスタビライザーの先にゴムなど付けなくても、なんら問題はないのです。(スタビライザーそれ自体も同じコトです。) 今の世の中、そんなものを必要とするくらいに悪いモノが当たり前のように出回っているのです。
 ということで、個人的にはまったく必要性を感じていないので、具体的には考えていません。が、アイデアはいくつかあるのと、それ以上にカーボンもそうですが、ゴムの世界もその品質や性能、そしてノウハウは日本が世界一と教えてもらうと、面白いものができないかなぁ。世界をもう一度日本がリードできないか、と揺れてきます。
 普通のゴムの反発弾性60°から70°のところ、10°以下の低反発弾性ゴムなども、、、なにかひらめきますか? それ以外にも素材はありますが、アイデアあればお気軽にカキコください。
 
 ということで、「リムセーバーに物申す」。
 そこで、凄いモノができました。「パワーダンパー β版
 最終版 「パワーダンパー R」  ← ぜひお試しください!
 まいったか、パワーダンパー R!

投稿時間:03/11/30(Sun) 06:47
投稿者名:管理人
タイトル:では、具体的に。
ふたつのヒントです。
皆さんのアイデアや希望、その他なんでもお気軽にください。(^O^)
投稿時間:03/11/30(Sun) 22:48
投稿者名:とっと
タイトル:Re: では、具体的に。
お邪魔いたします。
設計図のほう見させていただきました。
実際、かなり効果がありそうですね。
微振動、発射時の振動とも内部のバネとウェイトがかなり吸収しそうです。
ただ、個人的にはこれはエクステンションなどの比較的短いロッドには
いいと思うのですが、センターなどの長いものに対しては
構造が複雑になり製作がかなり難しいように思うのですが・・・・
個人的にはこのシステムをAPSの真ん中のシャフトに入れ、周りの5本で
剛性を確保する、というようにすれば振動吸収、収束性を両立できると思います。
周りのシャフトに関してですが内部にウレタンを充填してはどうでしょう?
個人的にAPRでやってるのですが、確実に剛性はあがります。
あと、思ったのがAPSの真ん中のシャフトをスライダーに被るあたりで二つに分離し、それをバネやゴムなどで繋ぐというようにすれば微振動の吸収にかなりの効果を挙げることができると思うのですが。
投稿時間:03/11/30(Sun) 23:42
投稿者名:Hassy
タイトル:Re: では、具体的に。
《スライディングウエイトシステムについて》
可動ウエイトの前後に同じばね定数(1mmの高さ変化で何Nの荷重変化するか)を使用した場合、振動が共振して振動拡大することがあります。ばね定数は変えたほうが良いと思います。
スタビのセンターにはウエイトのガイドシャフトを配するのなら、スタビ内径とウエイト外径をシックにして、ウエイトに前後に貫通する小穴(Φ0.3〜Φ0.5)を明け、スタビのキャバティ内部にシリコンオイルなどを充填する。
ウエイトが前後に移動したときに往復の動きのダンパー効果(ショックアブソーバ効果)を与える。
ウエイト外径部にXリング等フリクションの少ない可動シールを配すると更に効果が高いと思う。
投稿時間:03/12/01(Mon) 10:37
投稿者名:HOYT TD2
タイトル:Re: では、具体的に。
先ずは懐かしいカタログの掲示有り難うございます。まさにその物でした。
ラフ・図面拝見させて頂きました。大体想像通りなのですが、どうゆう形で弓に配置すれば効果があるのか今のところ想像が付きません。フローティングシステムはその物で微振動を吸収する出来ると思いますが、揺れと微振動どの辺で解釈が分かれるか?ここで使用法・セッティングが大きく変わってくると思います。例えばケースの大きさ、ウエイトの重さ、ケース内でのストロークです。TFCはシステムとして円運動、二次元だと思います。更に前後を加えれば三次元でウエイトが動くことになります。ここにポイントが在ると思います。エイミングからリリースに移る時の振動性質の変化(振動→衝撃)に対応できるか?何れある程度の重量が必要かとは思います。
スライディングは直線運動の確保ですね。大振動吸収用のボマーのスタビは重たいウエイトに更にダンパー油が入っています。Oリング付きウエイト、更にウエイトに穴が空いていてオイルの流量を制限して前後の動きを制限します。まさにCB向きですがとにかく重い、しかしその位の重量がないと動きを制限すること自体難しい事は容易に理解できます。
とにかくこの先は実際に取り付けてみないと判らないと思います。どちらがどの振動や動きに適しているかの判断はテストをしないと解りません。
投稿時間:03/12/01(Mon) 18:16
投稿者名:HN 44
タイトル:Re: では、具体的に。
そうですかスライディングは結構予想通りでしたがフローティングはウエイトその物の機構では無かったのですね。それはそれで結構だと思います。やはりVバーを直に動かすタイプは駄目ですかね?ガタが結構出るので辛いと思いますが。
フローティング・スライディングどちらかをパラボリックスタビに埋め込むとかの考え方は無いでしょうか?後はVバーに取り付けて使用する事で・・やってみないと判りませんがTFCとの動きの差ですね。直進安定性と言うか方向性を持たせつつ振動を吸収する事が出来るかです。
何れTFCは振動にはある程度有効ですが、飛び出しの時、弓を止めてしまうので違和感があると言う選手が多いです。ダイレクト性が何処まで出せるか楽しみです。
投稿時間:03/12/04(Thu) 11:07
投稿者名:CPアーチャー
タイトル:Re: では、具体的に。
ご存じの通りCPはリコイルが大きいです。結構後ろにもって行かれます。最近の弓はデザイン的に上下に力を逃がす構造になっている弓が多くなりましたが、機種によっては可成りのリコイルは覚悟しなくてはなりません。発射時の振動はリムセーバーで吸収はしますが、グリップには可成りの振動が集中し尚かつ残ります。グリップ付近での残振動吸収とリコイル軽減のシステムであれば良いと思います。出来ればリムセーバーは使用したくないのですが、最初から付いてくる機種を使用しています。外すと凄いですから仕方なく使用していますが、センター付近で全て処理できるシステムであれば非常に有り難いのです。
投稿時間:03/12/07(Sun) 06:53
投稿者名:管理人
タイトル:今、考えてるモノ。
>出来ればリムセーバーは使用したくないのですが、最初から付いてくる機種を使用しています。外すと凄いですから仕方なく使用していますが、センター付近で全て処理できるシステムであれば非常に有り難いのです。

そうですか。実は今週、試作があがってくる予定なのですが、まず考えているのが「ウエイト金属ケース」のようなモノです。ウエイトなんですが、ケースになっているもので、重量調整もアーチャーがいろいろできるようにしたいのですが、例えば中に鉛でも砂でも液体(?)でも、、、アーチャーがいろいろ試して遊べるようなケースを提供できればと思ってます。その中に入れるもののひとつにスライディングウエイトもあるって感じです。自分にあった重さやチューニングが作り出せるようにしたいのと、そこから新しいアイデアが生まれればと思っています。 (^^ゞ
投稿時間:03/12/08(Mon) 11:16
投稿者名:CPアーチャー
タイトル:Re: 今、考えてるモノ。
なるほど・・発想的には十分に理解できます。多分サイドバランサーのような感じですか?後は重量級のCBに耐えられるかですね。結構シリンダー式は壊れやすい物で苦労しています。今までの前後方向の振動吸収用のツールはコマーシャルメッセージほどの効果はあまりありませんでした。敢えて挑戦とは大変に嬉しいです。早く試してみたいものです。

 

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