Eagle-K その背景(21)

サンドイッチの大きさバラバラ。

「27インチ」ハンドルによって72インチの弓ができただけではありません。Mリムを組んでの、70インチということも可能ですが、「27インチ」ハンドルを違う目的に使うこともできます。

HOYTの「Formula」というモデルは、それまでの25インチハンドルでは差し込み部分が長くなるために、ウインドウの長さが短くなります。エイミングスペースが狭くなり、インドアの18mや高ポンドでは30mのサイトが取れなくなります。これぐらいのことは予想できたはずです。日本人の低ポンドや中級者ですら、カーボンアローでは近距離でサイトが隠れて見えなくなることがあります。ましてや体格の勝るトップ選手においては狙えないので、使うことができません。

そこで仕方なく、ここでもやっつけ仕事でFormula「27インチ」ハンドルを追加したのです。というより、27インチハンドルの流れに便乗した結果、必然的にウインドウは広くなり、矢速もアップし表向きは問題解決のようです。

が、弓の全長に対してリムの組み合わせが1サイズずれてきました。全長が2インチ伸びた分、日本人をはじめとするリーチの短いアーチャーが使う「64インチ」ボウがなくなります。ショートハンドルの作り方はともかくとして、リーチの短い女子に不可欠の「23インチ」ハンドルがなくなります。

そこでまた、その場しのぎのやっつけ仕事です。これまたイレギュラーな「エクストラショート」なるSリムより短い「SSリム」を実射テストもせずに作るのです。お陰で基本設計は無視し、25インチハンドルと組んで64インチにするというのです。しかしハンドルだけが長くなり、リムへの負担(無理)が増大すれば、折損が多発するのは当たり前です。。

それでも「23インチ」のショートハンドルは廃番とし、本来のスタンダードをFormulaに揃えるというのです。本末転倒だと思いませんか。

しかし、こんな場当たり的な対応でも、唯一リムが短くなったお陰で単純に矢速は速まりました。あとはセールストークとカタログの文言を考えれば、誰も文句は言えません。

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