「ストリング」の話
ストリング(弦)は弓の付属品にしかすぎません。他にも付属品はあります。しかし、ストリングは弓が矢に与えるエネルギーやシューティングイメージといった的中精度に直接かかわる要素を、アーチャー自身が最も大きく、そして最も簡単に変えることができる付属品なのです。

ストリングの修理、自作のために。


 「レスト」と「プランジャー」の話
矢が支えられているのは2点です。1点はノッキングポイント、もう1点はレストです。そして発射時の多くのトラブルは、このレスト付近で発生します。なぜなら、弓と矢の唯一の接点であると同時に、アーチャーズパラドックスという目に見えない動きの支点となる部分でもあるからです。


 「クリッカー」の話
魔法の道具です。ドローレングス(矢尺)を一定に保つ道具と言ってしまえばそれまでですが、この板切れだけは特別です。道具や身体をコントロールするのではなく、唯一「心」をコントロールする、何の性能も何の工夫もない道具です。


 「サイト」と「サイトピン」の話
「照準器」と「照準点」です。唯一、シューティングラインとターゲットをつなぐ(結ぶ)接点となる道具です。それも物理的にではなく、アーチャーの眼と心を通して矢を的面に運んでくれるのです。

 「エイミング」の話
エイミングに技術はありません。単にサイトピンをゴールドに置いてやるだけのことです。だからこそ、心のリラックスのために、知識とノウハウが不可欠なのです。




全日本アーチェリー連盟競技規則 第205条
(リカーブ部門の用具の通則)  リカーブ部門では、以下の用具を使用することができる。

(省略)

3 調節可能なアローレスト、および移動可能なプレッシャーボタン、プレッシャーポイントまたはアロープレートは、それぞれ1個のみ、弓に取り付けて使用することができる。
 ただし、これらは電気的または電子的な装置ではなく、照準の助けとなるものであってはならない。  プレッシャーポイントは、弓のハンドルのスロート部(ピボットポイント)から4cm後方(内側)以内の位置とする。

4 ドローチェックインジケーターは、電気的または電子的な装置ではなく聴覚、視覚または両者の組み合わせによるものを1個のみ使用することができる。

(省略)

(全日本アーチェリー連盟競技規則 2008〜2009年)

必要でもないクリッカープレートを、オマケで付いていたからといって取り付けることも感心しませんが(オマケを使わなければならないような長い矢を使うことも感心しませんが)、サイトに付属しているエクステンションバーはオマケではありません。それを使うれっきとした必然があるのです。
エクステンションの必然

全日本アーチェリー連盟競技規則 第205条
(リカーブ部門の用具の通則)
 リカーブ部門では、以下の用具を使用することができる。

(省略)

5 照準に使用する照準器(ボウサイト)は、1個のみ使用することができる。  照準のために弓に取り付けられた照準器は、左右方向の調節と上下方向の位置決めをすることが許され、以下の条件に適合したものでなければならない。
(1)プリズム、レンズまたはその他光学的拡大装置、水準器、または電気的または電子的な装置が組み込まれていないものであって、2個以上の照準点を有していないこと。
(2)照準器を固定するためのエクステンションは、1個のみ使用することができる。 (3)距離の指標を付けたプレートまたはテープは、弓に取り付けることができる。しかし、どのような場合でも、追加の照準点となるものであってはならない。
〈4〉エイミングの視線上にあるサイト(トンネル、チューブ、サイトピン、またはその他の延長された同様のパーツ)の全長は2cmを超えてはならない。
(5)ファイバー・オプティックスのサイトピンの使用は認められる。一方の先端部がフルドロー時に競技者の視線の外側に取り付けられ、もう一方が競技者の視線内にある場合、曲がる前の直線部が2cm を超えていなければ、全長が2cmを超えてもよい。なおフルードロー時、光る照準店は1点でなければならない。

(省略)

     (全日本アーチェリー連盟競技規則 2008〜2009年)